今、万年筆が熱い

もはや愛好者はシニアかマニアと思われていた万年筆の市場が、新たなファンを増やして拡大しているようです。あるお店では、売り場刷新の効果があったにせよ、前年比2割増で販売が伸びているほどです。10年前まで遡れば、下降傾向にあった万年筆市場を反転へと導いたのが、色のバリエーションを増やしたインクだったそうです。それまでは黒か青が常識だったものが、可愛い色で書きたいという女性のニーズと合致し、さらに中のインクが見える透明ボディにすることで、低価格となりいっそう身近な商品となったようです。

この流れを受けて、安価で高機能な商品の存在感が増し、低価格ながら本格的な書き味で、初心者でも手軽に試してみることができるようになってきたようです。個人の筆圧や筆跡の違いによってベストな万年筆は違ってくるほか、1つのモデルで複数の字幅が用意されているため、選ぶときは必ず店頭で試し書きをすることがおすすめのようです。

素材には金とスチールがありますが、低価格帯の場合には大半がスチールのペン先になっているようです。インクはボトルから吸入する方法とカートリッジのどちらも使える両用式が主流のようで、使い勝手の面からも両用式を選んでおくのがよいかもしれません。

同じ価格帯の輸入品と比較しても、国産品は書き味やインクの出やすさなど、機能面でも上回るものが多いようです。とはいえ、デザインで選ぶならば、やはり輸入品のほうが高級感があるようです。

いずれにしても、万年筆を使用する状況や頻度に応じて、万年筆の使い分けをするのもよいかもしれませんが、日常的に使う場合は、金のペン先で長く書き続けても疲れない1万円以上の価格帯のものを選ぶのがよいかもしれません。

見栄を張りたいとき

身のまわりにある文房具でも、人に見栄を張ることはできるようです。

まず、水性ボールペンでありながら、万年筆のカートリッジが使えるものがあります。万年筆のインクは、ボールペンのインクよりも薄いため、文字にも濃淡がでて筆記線の雰囲気を変えることができ、高級万年筆の気分になれるようです。また、木軸のペンは、それ自体で品格を醸し出していますが、長く使い込むことによって色や輝きが変わり、愛着がわいてきそうです。そのほかデザイン性で優れたものとしては、丸っこい外見に、和柄のリングが特徴の手のひらに収まるぐらいの小さいペンや、フランスのメーカーの、ため息がでるほど美しい高級ペンまでさまざまです。

ペンと併せてブランドの高級手帳を持っていると自分自身の価値もアップしそうです。高級手帳はカバーだけでも価値はありますが、紙が薄いにもかかわらず、万年筆で書いても裏に抜けないのが特徴です。なかには、しおりと罫線、ページ番号や目次がついているものもあるようです。国内で入手しにくいものは、ネットで購入もできるようです。

高級手帳には手が届かないという方には、誰もが通常目にするノートをワンランクアップさせたようなノートもよいかもしれません。通常の罫線ではなく、方眼、ドット入り罫線、無地など用意されているようです。また、定番のスケッチブックも、同じメーカーで表紙とリング部分がカラフルでおしゃれになっているものもあり、ちょっとしたことですが、気分はかなり変わるものです。

少し変わったところでは、ラベルライターを使って見栄えを良くするということもできます。ラベルライターはそもそも面倒なものですが、一文字ずつ打つという手間をかけることで、見栄えを格段に良くすることになります。

その他、少数派の見栄を張れる文房具として、デザイン性を追求した電卓もあるようです。そもそも近頃ではスマートフォンの電卓アプリを利用する人が増え、仕事で実用性重視の電卓を使うとき以外の使用頻度はかなり少なくなってきましたが、電卓アプリが苦手な人にとっては貴重な見栄を張れる文具といえるかもしれません。

一筆箋に使うペンについて

一筆箋に使用するペンには、特に決まりはありません。
ですが美しさを楽しむという一面もあることから、文字を美しく書くことができるペンを使用するのがよいでしょう。

ボールペンならば、書き味がなめらかなものが美しい文字を表現しやすくなります。

万年筆を使うのもよいでしょう。
一般的には手入れが面倒な印象の万年筆ですが、最近では手入れが簡単であったり、ほとんど手入れの必要がないようなタイプも発売されています。

筆ペンというのも、普段の手書きと一味違う文字が書けるかもしれません。

お気に入りのペンで書くというのもおすすめです。
自分が気に入っているペンで書くことで、気持ちが入りやすくなるはずです。
もしまだお気に入りの1本が無いようなら、思い切って買ってみてもよいかもしれません。
最近では手頃な価格で高機能なペン・おしゃれなペンを購入することができるはずです。
さらに名入れサービスなどを利用し、自分の名前が入った名入れペンに加工するというのも、特別感があってよいでしょう。

なお、一筆箋の文字は、黒で書くのが基本です。
日本語においては、「赤は名前を書くのに適さない」など色にまつわる諸々もありますし、カラーペンは避けたほうが無難なのです。

一筆箋の書き方

一筆箋は基本的に「簡易版の短い手紙」だと思っていただいてかまいません。
そのため通常の手紙における書き方の決まりは、ほとんど考えなくてよいでしょう。

ただし、日本語を見慣れている私たちにとって、日本語としての美しさというのは、無意識に感じとるものとなっております。
そのため、「日本語の文章として礼儀正しく、気遣いを感じられるものであるか」「便箋などとトータルで見た際、日本語の文字の並びとして、美しいかどうか」というのは、一筆箋全体の印象に関わってくるでしょう。

文章としての礼儀正しさなどは、大人の方であればある程度本能的に分かるのではないかと思います。
心配な場合は、ネットや書籍などに書かれている「一筆箋の文例」などを参考にしつつ、文面を作るとよいでしょう。
最初は文例を参考にしていても、慣れてくれば次第に参考文例が無くとも文章が書けるようになるはずです。

便箋を見た際の美しさに関しては、文字自体が綺麗かどうかということや、文字の配置バランスが大きくものをいいます。
文字自体の綺麗さは、丁寧に書きさえすればそこまで問題視されないことが多いです。「どうしても綺麗に書けない」という方の場合、使用している筆記用具が合っていない可能性もあります。人によってはボールペンを筆ペンに変えると綺麗に書けたという場合もあるようです。

文字の配置バランスは、それぞれの文字自体のサイズバランスや、改行の位置や、余白のバランスが大事です。
便箋のデザインにもよりますが、一般的には便箋の上下左右になるべく均等に余白がくるようにすると美しく見えやすいようです。
「どうしてもバランスが悪い」という方の場合、文章量が多すぎるケースもあります。
一筆箋はあくまで短く簡易的な手紙であり、書きたい事が多い場合は一筆箋ではなく、普通の手紙にするほうが美しく見える可能性もあります。

なお一筆箋は簡易的な手紙のため、公式の文書や謝罪の手紙などには向きません。
一筆箋は「あくまで、ちょっとした機会に一言添えるためのもの」ということを頭においておきましょう。

一筆箋の魅力

メール・チャットアプリ・SNSなどのデジタルツールでのコミュニケーションが一般的となった現在、なぜ、あえてわざわざ手書きの一筆箋を書こうと思う方がいらっしゃるのでしょうか?

一筆箋のもっとも大きなの魅力は、やはり「手書きならではの“あたたかさ”が伝わる」ということにあるでしょう。
もちろんデジタルツールでのコミュニケーションは早く便利ですし、デジタルツールならではの良さもあると思います。
ですが手書きの手紙からは、書いた方の心が伝わりやすく、そこに人間ならではの気遣い・あたたかみ・優しさなどを感じる方が非常に多いのです。

例えば、ちょっとしたお土産や贈り物を贈る際に、一筆箋の手紙を添えるだけで、あなたの印象は大きく変わることでしょう。

もうひとつの魅力は、手書きの手紙の中では、一筆箋は比較的簡単に書ける部類の手紙であるということです。
大人ともなれば、手紙を書く場合に、書き方の決まりごとを意識することになるでしょう。
書きなれない方にとって、これは非常に大変なことです。

ですが一筆箋の場合、普通の手紙よりも決まりごとは少ないのです。
ほぼ無いと言ってもよいのですが、いくつかのポイントを抑えることで、より美しい一筆箋を書くことができるはずです。
また、書く文章量自体が単純に少ないことから、文章を考えたり書いたりする時間も、普通の手紙以上に短く済むというのも大きいでしょう。

名入れペンの購入方法

大手の文房具屋さんや、百貨店では、店頭での商品選びはもちろん、刻印や印刷での名入れなどを行っているところが多いと言えます。そういったスタイルは従来より人気もあり、実際に手に取って選べるということから人気もあるでしょう。しかし最近では、インターネットでの注文というスタイルも増えてきているそうです。インターネットに慣れない年代の方には何かと複雑で面倒と感じられる方もいるのではないでしょうか。そんな方達のために、簡単に発注できる専用の注文フォームを開設している業者もあるそうです。また、時間も手間も取られたくないという方にもお勧めできるでしょう。近年では、低価格であるのに高品質といった商品はもちろんのこと、発注のニーズに合わせたスピード発送というような要望も実現させてくれる業者があるようです。また、インターネットを活用した通信販売が多く普及してきたと言える現代においても、最後に物を言うのは「人と人」であることは変わりはないと言えるでしょう。名入れボールペンというアイテムを受け取る側も、一人にでも、大勢にでも、そのボールペンを配っている側も「人と人」と言えるでしょう。さらには、そのボールペンを作る人もそのサイクルの一員でしょう。物だけのやりとりだけでなく、従来通り、人と人とのつながりを大切にし、商品も、デザインも選んでいくことが望ましいと言えるのではないでしょうか。手軽なインターネット発注だからと言って、店頭での購入より心がこもっていないなんてことは言えません。忙しい中で、しっかりと受け取る側の想いを想像してアイテムを選ぶという時間は、店頭でもインターネットでも同じなのではないでしょうか。

特殊なギミックも喜ばれます

万年筆はシックで厳か、というイメージもあって、多機能であったり面白いアイデアが施されているものはあまりありません。
部長の昇進祝いに、吹くと音がなるボールペンや飼い猫の写真をプリントしたファンシーなものはそぐわないですよね。ユーモアとしてはありですが、もっと豪華なプレゼントの前振りのようなものとしてでしょうか。

ボールペンには様々な副次的な機能を持っている製品が多くあります。
代表的なのは、頭の部分に印鑑が取り付けられているもの。
これはとても実用性が高くて、また、相手の名前が入っているというのが誕生日のケーキのメッセージプレートのようで楽しいものです。

他にお勧めしたいのが、名入れボールペンです。
読んで字のごとく、ボールペンの胴の部分に名前をプリントするものです。
飛行機に乗ると航空会社のロゴ入りのボールペンがもらえますよね。そのロゴの部分に入れる文字を注文できるというわけです。
企業のノベルティーのイメージが強いので、100本以上から注文可能、と言った大口の発注しか受け付けてくれないんじゃ……
確かに、一本数十円でできるような、いかにもノベルティーといった風情の量産タイプのものはそのような制限があることが多いです。しかし、大切な人へのプレゼントだったら、もっと高級なものを選びましょう。高級といっても、相対的に、です。
最近は数千円で、一本から名入れに対応してくれるところが多いです。相手の名前でも、好きな言葉、メッセージでも、自由にプリントしてくれます。フォントも指定できます。
インターネットで口コミを見ても、もらって嬉しかった、贈って喜ばれた、という体験談がいっぱいあります。世界に一つしかない、というところが、どんなに高級なブランド物よりも優っているところですね。
是非、名入れボールペンを、贈答品の候補に入れておいてください。

ボールペンをプレゼントする

万年筆は少し、予算的に問題が……。
小学生に万年筆は早すぎて壊してしまうかもしれない……。
そんな時は是非、ボールペンのプレゼントを選択肢に入れてください!

一昔前は、ボールペンというと、非常にシンプルな、細い、地味な業務用のものしか文具店になかったものです。
しかし時代とともに、ボールペンの種類は爆発的に増えました。値段も気軽に手が出せるようになっている傾向にあると言えます。
決して豪華な贈り物ではありませんが、マーケットの競争もあって、ニッチな需要に応えていたり、有名デザイナーによるおしゃれな見た目、キャラクターものなど、多様性が強みの分野です。
面白いギミックが施されていて、かつ比較的安価ですので、贈り主も貰い手も、気負うことなく楽しいコミュニケーションができますね。

ボールペンの種類やデザインの多様性は膨大であって、「どのような用途の、どんなデザインのものを選んだか」ということが、贈り手が相手に対して抱いている印象や、期待していることなどが現れやすいとも言えるでしょう。
誰に、どう言った名分でプレゼントするのか、ということを明確に意識して、アイテムを選出しましょう。
ここで不似合いなものを贈ってしまうと、うまく活用できない、という実用性以外にも、コミュニケーションにおいて齟齬を生んでしまうかもしれません。
特に、絵柄には注意してください。異性にハートの絵柄のボールペンを贈ることが、多少なりとも特別な意味を持ってしまう、ということは想像できますね。
こうしたあからさまなイメージでなくとも、象徴的な図柄は強い意味を隠し持っていたりするものです。
あまり余計な気は使いたくないものですが、宗教的・政治的なシンボルなどは注意しましょう。

万年筆選びのポイント

贈答品としての万年筆を選ぶにあたって、どのようなことに注意するべきでしょうか。
まずは万年筆の使用感に影響するポイントを押さえておきましょう。

・ペン先で用途が異なる
ペン先の太さや形状は細分化されています。目的や用途によって、最適な線を表現できるペン先を選択しなければなりません。
一番細いのがEF(エクストラファイン)。
これは細く小さな文字、罫線などに向いています。
次が細字のF。
これは一般的な手帳やノートに繊細な文字を書くのに適しています。
続いて、中細(MF)。
手紙や日記など、そこまで細かかったり繊細に演出する必要のない文字に。
中字(M)は最も一般的なものです。特定の用途を意図するのでなければ、このタイプを贈るのが間違いないと言えるでしょう。
太字(B)は文章を書き連ねるよりは、署名やサイン、チェック入れなどに最適です。サインとチェックの機会が非常に多いので、昇進祝いにぴったりです。
ズーム(Z)は筆圧、角度によって細い文字から太い文字まで、書きながら調整することができます。ニュアンスやタッチを表現できる、創作にも使えるものです。
ミュージック(MS)は、楽譜用に作られるものです。文字というよりはタッチが重要な楽譜用ですので、その他の用途でニュアンスや躍動感を演出するのにも良いですね。

これらが一般的なサイズと形状の一覧になります。
これ以外にも、長く万年筆を作り続けているメーカーは、素材や形状を様々に開発して、特殊なニーズや得意とするジャンルが異なるバリエーション展開をしていることが多いので、あの人にはこれがいいかな、こっちかな、と選ぶ楽しさも大きくなります。